Chikanism

現実と非現実のあいだ

思い出の香り

匂いって慣れちゃうものだから、そのときは気づかなくて、あとでふっと香ったときにいろんな情景が蘇る。

 

今日、久々に髪をまとめるのにヘアオイルを使った。シャンプーとトリートメントに合わせてほんのりローズの香りがする。

夏はベタつきも気になるし、つけなくてもある程度ヘアスタイルがキープできることに気づいて最近はほとんど使ってなかったのだけど、今日は髪を巻くのがめんどくさくてまとめるために使った。

 

なんとなくキャップを空けたら、以前は当たり前のように使っていたローズの香りが懐かしく感じた。いつも髪を巻いてオイルをつけていた日々のことが、頭の中を駆け巡る。

 

GWの始まりに、好きな人に会いに行くときに買ったものだった。伸ばしかけの髪がやっと巻けるくらいまで伸びてきたので、それを整えるためだった。

それからは会社に行くときもよく髪を巻いていたので、つけていることが多かった。

当時は当たり前過ぎてヘアオイルの匂いなんて気にならなかったけど、久々につけたら1日中その香りが気になって、驚いた。慣れちゃってたんだなあ。

 

ヘアオイルを買うより前に、好きだった人と過ごした日々を思い出した。思えば一瞬だった。予想外に出会って、予想外に仲良くなって、歩いた道とか、送られてきた写真とか、彼の好きな食べ物とか。

飲み会の匂いが染み付いた服を洗っておいたら、着て返ってから「君の匂いがする」と言ってきた。柔軟剤の匂い、私には当たり前過ぎてわかんない。

 

 

私の使っている香りを、好きな人が覚えてくれたらいいなぁと思って、ずっと変えずにひとつの香水を使い続けている。匂いって強烈に思い出が蘇るから。